プログラミング初心者が株式投資アルゴリズムを作って700万以上を売り上げた方法
1.はじめに
みなさんはQuantxというサービスをご存じでしょうか?Quantxは株式会社Smart Tradeが提供するサービスで、主に日本株の株式投資アルゴリズムの開発プラットフォームQuantX Factoryと、販売プラットフォームQuantX Storeから成り立っています。
QuantX Factoryではプログラミング言語であるPythonを利用して約200種類の金融関数を使用することができ、またバックテスト機能も有しており、株式投資アルゴリズムを簡単に開発するができます。利用料は無料です。
QuantX Factoryで開発したアルゴリズムは、開発者が自身の株式運用に使用することもできますが、QuantX Storeで一般個人に販売することもできます。各アルゴリズムの様々な情報(収益率、ドローダウン、アルファ、ベータ等)を元にして購入の判断を行うことができます。
Quantxのサービス概略図は以下となります。
私は2018年の9月ごろからQuantX Factory を利用して株式投資アルゴリズムを作成し始め、Quantx Storeでの販売も開始しました。株式投資については10年以上のキャリアがありますが、システムトレードは初めてで、プログラミングもほとんどやったことはありませんでした。公式ドキュメントや勉強会を通じて独自に勉強し、開発を行いました。
下記は最近私が作成した株式投資アルゴリズムのパフォーマンスを示した図です。灰色の線が日経平均を示していますが、日経平均と比較して圧倒的に良いパフォーマンスを示しています。
アルゴリズムをQuantx factoryで作成したアルゴリズムをQuantx Storeで販売すると、売上の30%がプラットフォーム側へ、残り70%が開発者へ支払われます。私はいくつかのアルゴリズムを開発して販売し、1年強で700万ほどを得ることができました。2020年に入ってからも引き続きアルゴリズムの売上は上がっています。下記はアルゴリズム販売の売上を管理するために利用しているStripeのスクリーンショットです。
以下の記事では、プログラミング初心者である私が、どのようにQuantx factoryを活用して年間で700万円以上を売り上げるまでに至ったかを詳細に解説します。
この記事は、日々の仕事で忙しいけれども副業をしてみたい人、プログラミングの知識はないけれど、株式投資についてはある程度知識があるのでアルゴリズムを作ってみたい人、Quantxでシステムトレードを始めてみたい人に適しています。