究極のオシレーター他、株式テクニカル分析用ツールの作り方
初めまして。一日一善と申します。
リタイアー後に、株式投資を始めました。株式投資歴は20年以上になります。
株を始める時、素人が素手で市場に入っても返り血を浴びることぐらいは想像がつきましたので、何か「武器」が必要と考え、行き着いたのがラリー・ウィリアムズの「究極のオシレーター」(Ultimate Oscillator)です。
このUltimate Oscillator値(以下、OSCと称します)を中心としたテクニカル指数が、場中に刻一刻自動更新されるエクセルのプログラムを試行錯誤しながら完成しました。そして、更に良いものにするため日々改良を加えております。
究極のオシレーター(OSC)は、過去28日間の真の高値・安値をもとに「未来の値動き」を予測するオシレーター系のテクニカル指標です。
未来といっても、実は「明日の値動き」の予測です。その意味では、企業のファンダメンタル分析等に基づく長期投資とは対極にありますね。OSCの数日間のトレンドを見ながら、その株が上昇トレンドにあるのかそうでないのかを見極めることが可能です。
このツールは数日から1週間程度のスパンで売買するためのツールと言ってもよいでしょう。いわゆるスイングトレードのためのツールです。
明日の値動き(最低でも上がるのか、下がるのか?)だけでもを予測することは、上述のランダムな市場の特性から言って極めて困難ですが、それを究極のオシレーターなどのテクニカル指標に基づき読み解こうと試みたのが、今回のテクニカル分析用ツールです。
OSC以外にも、様々な指標を追加してまとめてあります。例えば、表紙画像にある6920レーザーテックのエクセルファイルには、Indicator(指数値)、RSI(9日,14日)やボリュームレシオ(VR)、や10日、25日、75日の移動平均、30日壁突破サイン、14日MIN/MAX指数、MIN指数比、MIN/OSC対応、売買判断指数、そして、売買サインとして、売買準備(底値付近で出現するサイン)、特異日(2つのRSIが下げているのに終値ではプラス終了)サイン。
これらが場中にリアルタイムで更新され、当該銘柄の売買タイミングを図ることができ、リアルタイムに更新される各指標を見ながらトレーディングできるのが最大の特徴です。(当然、ネット環境は必要です。)
なお、日々これらの個別株のエクセルシートの内容は「集計」されており、様々なサインが点灯することになっております。もちろん、この関数式は、ご自分の好みの数式に変更して、より、精度が良くなるものに改定することもできます。
いずれにしても、こうしたテクニカルサインをリアルタイムで確認しながらトレーディングができるのが最大の特長です。
このツールにより、銘柄固有の「癖」を発見でき、そのツボに嵌った時に売買を仕掛けるということが可能になります。つまり、私が使うテクニカル指標の見方にだけに拘ることなく、自分自身で個別銘柄に合った独自手法を開発し、更に成果を上げることも可能だということが、このツールの妙味でもあります。
このツールの使用には、リアルタイムにデータを更新するための、システム上の準備(最低限Microsoft Excelの当該バージョン(2019まで)と、楽天証券のマーケットスピード(MS)&リアルタイムスプレッドシート(RSS)のプラグインのインストール)が必要です。
それに加えて、新規ウォッチ銘柄の追加のためには、個別株式の4本足等の過去データの取得が必要ですが、意外と出来高や終値の前日比+ー値まで含んだフリーのデータを提供しているところは少なく、私の場合はマネックス証券から取得しておりますので、場合によってはマネックス証券の口座開設も必要となります。
これらのインストールの要領についても、誰でもできるようにガイドしております。なお、口座開設については各々で事前にお済ませ下さい。
購入者は当方で選別した銘柄の最新の雛形エクセルファイルを37銘柄ほど(12.12.2022現在)をMicrodoft One Drive上の共有ファイルで閲覧しダウンロードできます。
その雛形エクセルファイルを基に、ご自分で選定した銘柄のエクセルファイルを作る方法も合わせてガイド致します。また、日々のデータの更新を忘れた時に、どうすれば最新データに更新できるか、その方法についてもガイド致します。
また、当方のブログ(「株に出会う」で検索)にて、このテクニカル指標から読み解いた「市場概況」「NY市場概況」についての解説をしたブログ記事も参考までにご覧いただけます。
まとめれば、
★必要な環境:
インターネット接続環境、できれば大きめのモニターを持つPC。
Windows 8.1か10,11が導入されていること。
マイクロソフトエクセル 2007,2010,2013,2016,2019のいずれか。
★お渡しするツールとガイド類:
37銘柄(12.12.2023現在)ほどの実データが入ったエクセルサンプルファイル。(One Driveの共有ファイルのURLを提供)
サンプルファイルを自動更新する手順などを定めたガイド。
売買の基本ルールを定めたガイド(参考)
★必要なツールやデータの取得についてのご案内
楽天証券ーマーケットスピードとRSSを使用するためのご案内。
マネックス証券ー最新の4本足データを取得するためのご案内。
以上のようなツール類を一応使いこなせるスキルとネット環境が必要ですが、普段インターネットを使っている方であれば問題ないかと思います。また株式に関しては、全くの素人から上級者までカバーできるものと確信しております。