今さら聞けないオルカン投資:初心者が海外株式投資で準富裕層をめざす最も簡単な方法

今さら聞けないオルカン投資:初心者が海外株式投資で準富裕層をめざす最も簡単な方法

今さら聞けないオルカン投資:初心者が海外株式投資で準富裕層をめざす最も簡単な方法

ALザエモン
2025-06-14
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はじめに

この本に興味を持ったあなたは、投資をこれから始めたい人、または投資を初めてまだ間もない人で将来に向けて賢く資産運用をしたいとお考えだと思います。

 

でもあなたはこんな悩みを持っていませんか?

・株か投資信託か、仮想通貨か、何に投資すればよいか選択肢が多すぎて分からない。

・「投資=危険」というイメージが先行して、値下がりや損失やリスクが気になりとても不安になる。

・ネットやSNSにあふれる投資情報のどれを信用すればいいのか迷ってしまう。

・今買っていいのか? それとももう少し待つべきか?のタイミングがつかめない。

 

そんな投資初心者のあなたに、ぜひとも知っていただきたいのが「全世界株式(オール・カントリー)」、通称オルカンです。

 

オルカンは、投資のプロでなくても、世界中の株式に一括で投資できる、とってもお手軽な投資信託。


とはいえオルカンって、そもそも一体何? 本当に初心者でも大丈夫? どんなメリットやデメリットがあるの? と思っている人も多いと思います。

 

でも大丈夫。本書では、今さら聞けないオルカンの全てを、易しく丁寧に説明します。オルカンが生まれた背景から、その仕組み、運用のコツまで、これ1冊ですっきりわかりますので、巷に溢れる投資情報に振り回されることなく、自信を持って投資に乗り出せるようになりますよ。

 

いきなり投資の世界に飛び込むのはとても勇気がいることと思います。でも大丈夫。著者もあなたと同じ初心者から始めた一人。だからこそ、初心者の視点を大切にしながら、オルカンの魅力と実力をしっかりとお伝えできると思うのです。

 

さあ、あなたの準富裕層への第一歩を、ぜひ本書から踏み出してください。最初は分からないことだらけかもしれませんが、一緒に前に進みましょう。読み終える頃には、きっとあなたは立派な投資家。オルカンを味方に、夢に向かって羽ばたく準備が整うはずです。

 

それでは、オルカン投資の素晴らしい世界へ、一緒に出発進行!


第1章 オルカンとは

 

本書を手にしたあなたは「オルカンってなんだかすごそうだけれど、なんとなく良く分からない」と感じているのではないでしょうか。確かにオルカンという名前だけ聞いても、それがどんな商品なのかピンとこないかもしれません。

 

そこでこの章では「そもそもオルカンって何?」という素朴な疑問にお答えしつつ、オルカンを生み出したインデックス投資の考え方にも触れていきます。これらを理解することが、オルカン投資の第一歩となるでしょう。

 

1-1 オルカン(MSCI ACWI)の概要

 

あなたは「投資信託」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。投資信託とは、多くの投資家からお金を集めてひとつの大きな資金とし、運用の専門家である運用会社に運用を任せる金融商品です。株式や債券といった投資対象を購入したり売却したりすることで利益を目指します。

 

その投資信託の中でも、有名なのが「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」、略して通称「オルカン」と呼ばれるファンド。なぜなら、オルカンは世界中の国の株式に分散して投資することができる、とてもお手軽でスマートな投資信託だからです。

 

オルカンへの投資は、いわば世界経済への投資。先進国はもちろん、成長著しい新興国の株式にも一括で投資することで、世界経済の成長力を存分に取り込むことができるのです。

 

しかも、オルカンを買うのに大きな元手は要りません。投資を始めたいと思ったその日から、すぐに気軽に取引を開始できます。すでに株式投資の経験があるベテランの方はもちろん、「株は初めてで何から始めたら良いか分からない」という初心者の方にも最適の投資信託なのです。

 

ただ、いきなり「世界中の株式に投資する」と聞くと、初心者にはとても難しそうに感じられるかもしれません。「投資って専門的な知識が必要なんじゃないの?」「自分には無理かも」と不安を感じるのはごく自然なこと。

 

でも大丈夫。オルカンには世界中の株式に連動する指数(インデックス)というものが存在します。インデックスって何のこと? と思われるかもしれませんが、ご心配なく。次の節から、オルカンを理解する上で欠かせないインデックスの話をじっくりとお話ししますね。

 

とにかく最初は「オルカンを買うと世界中の株に投資できる」「株のプロが運用をしてくれるから安心」という2点だけ覚えておいてください。 そうすれば、オルカン投資への第一歩は確かに踏み出せたことになります。

 

まずは、オルカンの背景にあるインデックス投資の考え方について見ていきましょう。

 

 

1-2 インデックス投資の基礎

 

オルカンを理解する上で欠かせないのが、インデックス投資の考え方。聞き慣れない言葉かもしれませんが、海外ではすでに主流の投資スタイルなんです。

 

まず「インデックス」とは日本語で「指数」のこと。例えば日経平均株価は、東京証券取引所に上場している約225社の株価の平均値を指数化したもの。つまり日本株式市場の動きを表すひとつの物差しとして機能しているわけです。

 

同じように、オルカンのベースとなっているMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(MSCI ACWI)も、世界中の株式市場の動きを表す指数のひとつ。オルカンを通じて投資すると、この指数とほぼ同じ値動きをする運用が期待できるんです。

 

そして「インデックス投資」とは、こうした指数に連動するように運用することを目的とした投資のこと。つまり、インデックスとほぼ同じパフォーマンスを目指すのがインデックス投資の特徴なんですね。

 

ここで「株のプロが運用すれば、指数の平均よりもっと良い成績を出せるのでは?」と思われた方もいるかもしれません。確かに、指数を上回る運用成績を目指すアクティブ運用というスタイルの投資信託もあります。

 

でも、長い目で見ると、プロの運用でもインデックスに勝ち続けるのはものすごく難しいと言われているんです。むしろコストが余計にかかるだけで、結果的にはインデックスに負けてしまうケースがほとんど。

 

だったら最初から、余計な手数もかけずにインデックスと同じリターンを狙った方が効率的。そう考えたのが、インデックス投資なのです。

 

もちろん投資にはリスクがつきものですから、必ずしもプラスリターンを約束するわけではありません。株式市場全体が下がったときは、インデックスも一緒に下がるでしょう。

 

でも、だからこそインデックス投資には大きな利点があります。それは、株式市場が上昇すれば、確実にその恩恵を受けられるということ。下図のように長い目で見れば、世界経済は発展を続けているため、インデックス投資を続けることで着実に資産を積み上げられるのです。

 

とはいえ、初心者にとってはまだピンとこないかもしれませんね。でも大丈夫。実際にオルカンの中身を見ていくことで、インデックス投資の仕組みはもっとよく分かるはずです。次の章では、オルカンがどんな投資対象で構成されているのか、詳しく見ていきましょう。

 

 

      オルカンの基準価格と純資産の推移

(出典:eMAXIS Slim 全世界株式2025年1月25日目論見書より)

 

1-3 オルカンの歴史と運用会社

 

ここまで、オルカンの概要とインデックス投資の基本的な考え方を見てきました。でも、オルカンを深く理解するには、その生い立ちにも目を向ける必要があります。そこで、ここではオルカンの歴史と、それを支える運用会社について詳しく説明したいと思います。

 

オルカンが誕生したのは2018年のこと。それまで、日本の投資家にとって「グローバルな株式インデックス・ファンド」は、あまり馴染みのないものでした。しかし、金融のグローバル化が進み、国内だけでなく海外の株式にも目を向ける必要性が高まってきた。そんな時代の要請に応える形で、オルカンは生まれたのです。

 

その後、⻑期の資産形成手段としてのオルカンの人気は急上昇。多くの投資家から支持され、今や代表的なインデックス・ファンドの一角を占めるまでになりました。

 

特に、NISAやイデコ等の非課税制度の普及とともに、その存在感はますます高まっています。まさに「グローバル分散投資の本命」と呼ぶにふさわしい存在感を獲得したと言えるでしょう。

 

運用会社の信頼性は、投資信託選びの大切なポイント。特にインデックス・ファンドの場合、ファンドの運用成績は運用会社の手腕に大きく左右されます。その点、オルカンは⻑年の実績を持つ三菱UFJアセットマネジメントが運用しているので、安心感は抜群。信頼できるプロの手で、資産を守り育ててもらえる。それが、オルカン投資の何より大きな強みだと言えるでしょう。

 

このように、オルカンには生まれ持った「良質な遺伝子」があります。投資家の期待に応えるべく誕生し、信頼できる運用会社に支えられながら成⻑してきた。そんなオルカンの歴史を紐解くことで、私たちはより確かな一歩を踏み出せるはず。オルカンを通じて世界の成⻑を享受する。その投資の旅に、大きな夢と希望を感じずにはいられません。

 


 

1-4 オルカンの類似商品

 

オルカンが投資対象とするのは、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)。しかし、実はこれと同じような指数に連動するファンドは他にも存在します。その代表例が、「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」と「三井住友・DC全海外株式インデックス・ファンド」です。

 

まず、楽天の「全世界株式インデックス・ファンド」。こちらはFTSE グローバル・オールキャップ・インデックスという指数に連動する商品です。対象となる国・地域銘柄数数はオルカンとほぼ同じ47。しかし組み入れは約7,400と、オルカンの約2,900銘柄を大きく上回ります。つまり、オルカンよりも投資対象が広いファンドだと言えるわけです。

 

一方、三井住友の「DC全海外株式インデックス・ファンド」は、MSCIコクサイ・インデックスとMSCIエマージング・マーケット・インデックスを合成した指数に連動。日本を除く世界の主要国の株式に投資してます。

 

このように、同じ「全世界株式インデックス・ファンド」でも、ベンチマークとなる指数が異なれば、投資対象や構成比率に違いが生じます。例えば、新興国の比率が高ければ、それだけリスクとリターンの両面で振れ幅が大きくなる可能性があります。

 

とはいえ、運用コストや仕組みの面では、オルカンとこれらのファンドに大きな違いはありません。インデックスに連動するという基本的な考え方は共通していますし、グローバルな分散投資が行えるのも同じ。あとは自分の投資方針に合ったファンドを選ぶことが大切だと言えるでしょう。

 

投資は十人十色。ファンド選びに正解も不正解もありません。大切なのは、自分に合った形で世界経済の成長を享受すること。オルカン一本でシンプルに行くのも良し、他のファンドと組み合わせて細やかに risk/returnをコントロールするのも良し。自分なりの投資スタイルを追求していくことが、長い投資人生を実りあるものにするはずです。

 

ここから先は有料コンテンツですが、ぜひ読み進めていただけると嬉しいです。

そして、最後までお読みいただいた皆様には素敵な特典をご用意していますので、お楽しみに。

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Author: pikakichi2015@gmail.com

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